学校に戻れとは言いません

学校に戻れとは言いません

不登校であることを悪いことであるとして、どうにかして学校に戻そうとする施設もあるとお思います。学校の先生もどうやったら学校に戻れるのかばかり考えますが、学校が全てではありません。
だから、まなびの森では学校に戻れとは言いません。
ただ、戻りたいと思った時に戻れるように、また、自立していく時に多くの選択肢を持てるように、勉強はして欲しいと思っています。

学校に絶対に戻らないといけないとは言いません。
絶対に学校にもどるんだと言う強い意志を求めているのではありません。

 

最終的には自分もいろいろな人が暮らす社会の中で、生きていくのだろうなと漠然と感じているのなら、それは時期が早ければ学校に戻ると言うことを意味すると言うことです。

 

いや、私はいろいろな人がいる社会には戻る気は無い。自分と気が合う人達とだけ生きていくんだと言う人もいるかも知れません。

 

これからの社会ではそう言う人達にも生きていく場はあることでしょう。

 

でも、そんな人達でも、いろいろな人が暮らす社会と完全に切り離されて生きることは出来ません。
必ず、元の社会との繋がりの中で生きていくのです。

 

ですから、普通の学校で学ぶ勉強を知ることは無意味ではないのです。
そして、それらを知っていることで、気が向いたときにいつでもいろいろな人が暮らす社会に戻ることが出来るのです。

 

私は無理に学校に戻れとは言う気はありません。
でも、いつでも戻れるようにしておくことは決して損なことでは無いと思っているのです。