不登校のみさなん!
学校に行ってなくても、勉強をして世界を広げて行きましょう!
ここは学校に居場所のない子どもの居場所の一つです
ここでは、無理に何かをしろとは言いません。
心のエネルギーが枯渇して、どうしようにもない時もあるのは当然だから。
でも、どこかで自分の外の世界も気になる...
そう感じ始めたら、勉強を始めれば良いのです。
勉強は、社会に出た時に大きな支えになります。
学校での生活も、分かることが多ければだいぶ気が楽になります。
でもね、勉強は社会に出て行くための道具であるだけではありません。
勉強そのものを通して、世界が広がるという一面もあるのです。
学校の勉強は実は上手くできています。
それを少しずつ積み重ねていくと、勉強の理解度に応じて、自分の周りのことが深く理解できるようになり、それまで何とも思わなかった物事が、実は興味深いことだったんだと気がつくことができます。
大人でもそのことに気付かないまま生きている人は少なくないですけどね。
でも、ある程度勉強を自発的にしているとみんなそのことに気付くのですよ。
ある意味不登校の状態というのは、好都合なのです。
なぜなら、無理矢理学校に勉強させられることがないから。
自分からしようと思うまで、何もしないひとも少なくありません。
でも、自分からしようと思ってする勉強だと、今言っていたみたいに、本当の勉強の意味を知って、自分の人生をもっと味わい深いものにしてくれるのだと信じています。
フリースクールを始めようと思ったきっかけ
今までに個別指導塾をしていて、完全な不登校の生徒を三名受けいれたことがあります。
全員中学生でした。
そのうち二人はこの近くで市がしている不登校支援の施設「ルポ」にも通っていなくて、日中は家で過ごしていました。
そんな子たちも、高校については心機一転して、進学して勉強をし、その後の人生についても社会に出て行こうという気持ちはそれなりにありました。
ですから、勉強についてもいつまでもそっぽを向いているわけにはいかないことも気づいていました。
そんな状況で、高校受験を意識し始めたタイミングで、個別指導まなびの森に親御さんに津入れられて相談に来られました。
しかし、彼らは例外なく、家では十分な勉強を進めることはできておらず、中学一年生から、 場合によっては小学生の計算から一つずつやり直していかなければなりませんでした。
そんな状況でも、彼らはあきらめることなく、自分なりのペースではありますが、がんばってくれました。
目標ができた子どもたちは、そんなものです。
そして、塾の宿題もきちんとしてくれました。
そんなことを思い返し思ったのです。
もしかすると彼らは日中でも一緒に勉強できる環境があればもっと自分を伸ばせたかも知れない。
彼らは中三の年齢になって、高校受験を考え始めてようやく腰を上げて勉強を始めたので、やはり進学先としてはとにかく入れるところに入って、高校からやり直そうと言う感じでしたが、もっと早くから一つずつ積み重ねていけていれば、もっと自分の将来への希望や興味にあった学校を選択できたかもしれない。
そう思ったときに、昼間にも家庭以外に居場所にできる場所を用意してみようと思ったのです。
そして、一緒に勉強を進めることで、より自分を信じられるようになれば、もっと勇気を持って社会に出て行けるだろうと私は思っています。
ただ、この思いがすべての不登校の子どもたちに当てはまるとも思っていません。
漠然とても、将来のことを思い、そのための準備もしておければ安心だなと感じている子どもたちを、フリースクールまなびの森では支えていこうと思っています。
学校に行かないことは悪ではない
私は学校に戻ることを前提にして、不登校のお子さんの学習のサポートをしていこうと思っています。
しかし、学校に行けないのは悪では無い、と言う気持ちも強いです。
子どもたちには、学校に行かないと言う選択肢もあって良い。
問題はどこでなら、自分は大人に向かって行く上で、学び続けることができるのか?です。
人は最後は自分で自分を支えなければならないものです。
その時に考える力、この社会で生き残るための知識、学力は不可欠です。
ですから、学び続けることは忘れないで欲しい。
人は学び続けることで、生きていることを実感するものです。
自分で考え、知識や学力、行動力によって、自分のあり方を選べるようになるのです。
自分で自分の人生のあり方を選択できると感じることが自信となっていくのです。
しかし、いろいろなことを学ぶには人との関わりがどこかで必要になります。
その関わりのために学校に戻ることは、とても役に立つとも思うのです。
でも、絶対に戻れと言うことでも無いですよ。
この辺りの加減が難しい…